果物の不思議

熟した桃を食べた

口に入れたそばから
ジュースになり

どこをどう通っているのか
全くわからないくらいの早さで
身体を駆け巡った

甘さを帯びた潤いが
わたしを満たす至福

熟した果物を
味わって食べることは
もうそれだけで

エクスタシー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。