蔵書から思う旅

持ち物をかなり減らしてきているから
もちろん書籍も以前よりずっと少なくなっている。
そんななか、数少ない蔵書のタイトルと眺めてみると
そのほとんど全てが「旅」に関係するものだった。

あぁ、自分は旅が好きだったんだ
今更ながら気がついた。

確かあれば就職活動をしていた頃(25年近く前か・・・)
暑い最中、ビル街のファーストフード店で
なかなか就職が決まらないジリジリしていた自分がいた。
そのときふと思ったのは地球の裏側のことだった。
今、目に見えている風景だけが世界ではない、
そう思ったのと同時に、まだ見ぬ世界への憧れがグンと広がったことを
今でも覚えている。

情報通信の発達で世界がグッと狭く身近になった今でも
世界への憧れはまだある。
ただ、「世界」という言葉の意味合いは
以前よりも遥かに広く深くなったように思う。
それと同時に
距離や時間が持つ意味も以前とは異なり始めたかな。

この頃は、
どこにいても「旅」の途中
そんな気がしている。

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