望まれて生まれていないと知ったときどうするか

「自分は望まれて生まれていない」
本人は全く気が付かないけど、根底にこの感覚が流れている人は多いと思う。恐れずに言えば、殆どの人にこの感覚があると思う。

親から投げかけられた言葉や態度から、そう感じている人もいるだろうけど、お腹の中にいるときから幼少期に、親が感じていたことが、「自分は望まれていない感」に影響していると思う。かくいう自分もその一人で、その感覚が自分の中にあると気が付いたときは、少なからずショックだった。親が悪いのでも何でもないのは十分に理解できる。けど、自分の命の誕生や成長が純粋に望まれていなかったならば、自分はどうしたらいいんだろう。この感情はどこへ向けたらいいのだろう。生きてていいのかさえよく分からなくなる。

でもね、人間って望まれるから生まれてくるのではない。自分で人として生きると決めるから生まれてくる。望まれようが望まれまいが、自分で生きると決めたから親や環境を選んで生まれたきた。「生きることは自分が決めたもの」

自分の人生のハンドルをにぎる、それは生まれると決めたときから始まっている。このことに気が付くことが、自分の人生の本当の始まりじゃないかなと思ったりもする。

でも、「望まれていない感」にどっぷり浸かってきているから、気が付くだけでは何も動かないことが多く、むしろ、気が付いたからこそ苦しさが増したりもする。ここに行動をプラスすることが大事。小さなことでもいいし、信じてなくてもいいからやってみることが大事。最近私は毎朝目が覚めるとすぐに「私は自分でで生まれると決めたから生まれた」と呟くようにしている。目覚めは誕生とも似ているし、こうやって毎日、自分で自分を生みなおし、育てなおしている。これは自己肯定感を育てていることと同じだと思う。

それと、自分の人生にイニシアチブを取ってゆく体験を積むことの一つとして、定期的な自分の確認作業も大事かなと思う。これは「自分で生きるリズムを創り出す」とも言えるかな。タロットリーディングとかウエルネスマスタリー的な考えとかって、そういった作業に使うととてもいい。少なくとも私はそう思っているんだよね。手前味噌ながら(笑)とてもお薦めです。

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