筋トレを始めてから一年が過ぎました

体重のコントロールには長いこと苦しんできました。背も高いし骨格もしっかりしていることもあり、物心付いたときにはすでに、はっきり言って肥満体型でした。

思春期に入り、男子はきゃしゃな女の子が好きという現実を突きつけられました。しょうもない悩みだと今なら思うけど、他人とサイズが違うというのはかなり傷つくことでした。そしてそれは以後約30年以上に渡る体重に対する苦しみの始まりでもありました。

40代後半にさしかかると運動不足も重なって自慢の体力も落ち始めたのを実感するように。美容的観点からしか考えていなかったダイエットに初めて健康というキーワードが結びつきました。そこで意を決し、パーソナルトレーニングの門を叩くことに。去年2018年秋のことでした。

これが自分が予想していた以上に素晴らしい出会いでした。メインは月数回のトレーニングと日々の食事記録のチェック。一番助かったのは禁止事項や努力を強いられなかったこと。体力も付いたし、身体の形も変わりました。開始して一年、当初描いていたようには数字的には減っていないけど脂肪が減って筋肉が増えるということとはそういうことだと。そして不思議と以前よりも数字が気にならなくなりました。何より、自分に駄目出しをする回数が減ってきたことが本当に嬉しいことでした。ダイエットの悩みの根本は自分が嫌い、受け入れられないというような自己肯定感に関わることなのではないかとつくづく思います。

結果にスピードが求められることが多い今日この頃だけど、徐々に身体と脳に新しい癖を馴染ませてゆくこと。それは遠回りに見えるけど近道、地味だけど王道。ヒーリングもいいけれど、身体をしっかり使ったアプローチを通した心身の変化は、グランディングもしっかりしていて、しなやかで強いと思います。そして、その変化の道のりに寄り添ってくれる人がいることがパーソナルトレーニングの醍醐味ではないかと思います。

いつだったか、私のトレーナーさんは「痩せることはその方の人生を預かることだから(パーソナルトレーニングという仕事は)全力で真剣にやらないとできるものではないと思っている」と言いました。これを聞いたとき、じわりと感動したことを今でも覚えています。そしてきっと、これからも忘れることはないと思います。

福浜さん、ありがとうございました。
今年の終わりに謝辞を込めて、この記事を贈ります。

新しい年もよろしくおねがいいたします。

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